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コインパーキングの最大料金に隠されている罠とは!?
駐車場に長時間車を駐めようと考えている時に目に留まるのが、コインパーキングに書かれていることがある「1日24時間最大1,000円」などの文言です。
その日ずっと駐車していても1,000円以上にはならないと解釈すれば、かなりのお得感がありますよね。
でも、実はこれには罠が仕掛けられていることがあるんです。これを知らないと、とても大きな損をしてしまいかねません。
納得してお得にコインパーキングを利用するためにも、いくつか存在する、この最大料金システムが適用されなくなるケースを覚えておきましょう。
最大料金が適用されない場合① 駐車期間が1日以上にわたる場合
最大料金は、ほとんどが「1日」や「24時間」という表示で看板などに目立つように書かれています。
例えば、通常時は1時間100円の駐車場にもかかわらず、「1日最大料金1,200円」と書かれていれば、丸々2日間駐車しても2,400円しかかからないと思ってしまう人が大半なはずです。通常料金で丸々2日間駐車したら4,800円かかるわけですから、確かにお得に感じてしまうでしょう。
しかし、駐車期間が1日以上にわたる場合には、この最大料金システムが途中から適用されなくなり、2日目以降は通常料金が加算されるケースがあります。
つまり、この駐車場の場合、最初の24時間は1,200円だけれども、2日目からは通常料金なので、丸々2日間駐車すると計3,600円かかることになってしまうのです。
最大料金が適用されない場合② 日をまたぐ場合
日をまたぐと通常料金に戻ってしまい、最大料金の適用外となることもあるので注意しましょう。
上で説明した「駐車期間が1日にわたる場合」と違うのは、駐車時間が何時間であろうと、午前の0時を回ったら通常料金に戻ってしまうという点です。
「1日最大1,200円(ただし当日に限る)」などと記載されている場合、「24時間で1,200円しかかからない」と勘違いし、夜の10時に駐車してしまうと、夜の12時まではこのサービスの適用範囲となりますが、それ以降は通常料金が発生するので、次の日に3,000円や4,000円といった料金を請求されるケースが出てくるわけです。
最大料金が適用されない場合③ 〇時〜〇時と時間が指定されている場合
最大料金サービスが適用される時間があらかじめ指定されているケースもあり、この場合には、その指定時間外では最大料金サービスが適用されません。
「8:00〜22:00 最大料金1,800円」などと表示されていることが多いです。この時間を超えて駐車してしまえば、超えた時間分に関しては通常料金が発生します。
最大料金の罠にはまった人の体験談
コインパーキングの最大料金の表示に安心して利用したけれども、実は罠にはまってしまった人の体験談を紹介します。
駐車場のトラブルは国民生活センターのホームページにも具体例が掲載されてますので、参考にしてみてください。
体験談①「2,400円程度だと思っていたら8,000円以上取られた」
先日利用した駐車場、普通のコインパーキングで、看板に「24時間最大料金2,400円」って書かれていました。
「ということは、約1日間駐車しておかないといけないから、それでも2,400円で済むな。ちょっと1日過ぎちゃっても3,000円以内には収まるだろう」と思っていたんです。
次の日にその駐車場に戻って清算してみて、驚きました。請求金額は8,000円以上。
ちょっとわけがわからなくて、管理者に電話してしまいました。そうしたら、「日付が変わると通常料金で請求させていただいています」とのこと。「いやいや!」と思ったけど、看板を見たら、確かに小さくそう書いてありました。
昼間は極端に料金が高くなる駐車場だったこともあって、結局この金額になったわけですが、さすがに騙された感が強かったです。
体験談②「もっとわかりやすい表示にしてもらいたい」
旅行に行く時、駅まで自動車で行って、その駅の近くにあるコインパーキングに車を駐車したんですけど、ここでやられました。
そこに書いてあったのは、「1日最大1,500円」の文字。旅行を終えて帰ってくるのは3日後の予定だったので、最大4,500円でOKと考えていました。
しかし、実際に取られた金額は16,500円。とんでもない額です。
一緒にいた友達と利用規定をよくよく見てみると、そこに「1回限り」の適用条件を見つけました。つまり、24時間を過ぎると通常の料金システムが適用されるので、16,500円という、とんでもない額になってしまったんです。
これでは、詐欺に近いような気がしてしまいます。もっとわかりやすい表示にできないものでしょうか。